新年にあたって

2005年、皆さまの新しい年は、どのような始まりでしょうか。
病気と付き合いだして迎える年は、それまでとは違った気持ちの中でスタートしているかもしれません。『「おめでとう」なんて気分じゃない!』という方もいらっしゃるでしょう。
でも、どんなときも、お一人お一人が、一瞬一瞬を輝いて過ごすことができるように、私たちは、心から願っています。微力ではありますが、VOL-NEXT社員一同、今年も真心を込めて、がんと付合いながら生きる人の生活サービスを展開してまいります。困ったとき、悩めるとき、笑顔のとき、いつでも、お気軽にお立寄りください。また、春からは、がん患者生活コーディネーターを養成する講座を開始する予定です。2005年も、どうぞよろしくお願いいたします。

VOL-NEXT 代表取締役 曽我千春
社員一同



私、曽我は、病気になって、6度目のお正月を迎えました。「あ〜、ここまで生きてこられたな〜」と、しみじみ感謝しています。ただ、家族のいないものにとっては、(本当のことを言うと)お正月は、けっこう、さみしい・・・。去年までは、親友とお酒を飲みながら、じみーに新年のカウントダウンをしていました。でも、今年は、仕事。私はひとり、弊社の事務所で新年を迎えました。2005年、私たちがどんなサービス、事業を展開していけるか、静かに考えていました。去年起業して、社員たち(5人全員リスク大の乳がん患者です)と一年を激走してきました。不安や迷いの中でも、立ち止まることのできない一年でした。

そんな中で、私たちを支えてくれたのは、TODAY!にお越しいただいた患者さんたちの笑顔でした。お一人お一人が、さまざまな状況、問題を抱えて訪ねてこられました。治療の講習会や、かつら・下着の選び方や情報を求めて来られるだけでなく、治療の選択に迷っている方、主治医とのコミュニケーションがうまくいかず困っている方、病気後のパートナーとの関係に心を痛めている方、気持ちが底に沈んで浮上できない方、生きる意味を探し続けている方、中には、突然はじまった脱毛に戸惑い、涙目になってドアの前に立っていた方もいらっしゃいました。患者さんを心配するご家族やお友達も来られました。私たちの対応も、マニュアル通りにいかないことばかり。お一人お一人の声に、真剣に耳を傾け、必要な情報を提供し、共に考え、ときには、一緒に涙を流すことも・・・。


そして、お越しいただいた方たちがここを出られるとき、笑顔になっているのを見ると、私たちのほうが、嬉しくて、ありがたくて、胸が熱くなりました。この仕事をさせていただいていることを、心から感謝しました。


今年一年もまた、多くの出会いの中で、私たち自身も生かされるのだと思います。誰かのために・・・ということではなく、「どんな人も、どんなときも、自分らしく輝くことができれば」と願いながら、私たちは、今年も、がん患者生活のコーディネーター役として走り続けます。

不思議なのですが、ひとりのお正月も、今年は去年までのように、さみしい気持ちにはなりませんでした。いろいろな計画や思いをめぐらし、胸が熱かったです。新しい年の一瞬一瞬を、私自身も、大切に積上げていこうと思います。

2005年1月5日 曽我千春

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