日本乳癌学会総会の報告とお礼

日本乳癌学会の企業展示で、有限会社VOL−NEXT(がん患者サービスステーションTODAY!)のブースにお立寄りくださった皆様、本当にありがとうございました。心よりお礼を申し上げます。

〔七夕の日に、金沢に集う〕
第14回日本乳癌学会は、7月7日、8日、石川県金沢市で行われました。今年は、「エビデンスの検証と新たなる挑戦」というテーマで、全国から集まった4,350人の乳がん医療関係者が金沢駅前の石川県立音楽堂、ホテル日航、全日空ホテル、金沢市アートホールの4会場を、プログラムを片手に何度も往復する学会となりました。


1,304題の演題は、局所療法と全身療法のバランスのとれた内容と予告されていましたが、印象としては、「センチネルリンパ節生検」「化学療法」「分子標的治療」などに焦点をあてたものが多かったように感じました。
最近、患者さんからのTODAY!へのご相談も多い「ハーセプチンが効くタイプなのに、初期治療でハーセプチンが使えない」問題やセンチネルリンパ節生検の保険との関わりなどについて、理想と現実と本音が入り交じるシーンもありました。詳細については、整理した形で、このHPの中、また、TODAY!の治療講習会の中でお伝えしていきます。

〔患者向け「乳がん診療ガイドラインの解説」が登場〕
全国の乳がん診療のばらつきをなくすために、乳癌学会は、2004年〜2005年にかけて、科学的根拠に基づく「乳癌診療ガイドライン(1)薬物療法、(2)外科療法、(3)放射線療法、(4)検診・診断、(5)疫学・予防」を作成しました。それについて、実際に、医療者(学会員)が活用しているか、使いやすいか、問題点、改善点などのアンケート調査が実施され、ガイドラインの評価、検証が行われました。アンケートで、「患者さんの視点や選択を取り入れているか」の質問に、「あまり思わない」と答えたドクターが半数近くいました。そのため、患者さんも標準治療を理解したうえで、主治医と共に、自分にとっての最善の治療を考え、選択していけるように、患者向け「乳がん診療ガイドラインの解説」が作成されることになりました。この作成小委員会には、弊社の曽我も、患者委員として参加させていただきました。

〔VOL-NEXTブース展示〕
企業展示は2会場で行われました。全日空ホテル3階の弊社のブースにお立寄りくださいました皆様、本当にありがとうございました。VOL−NEXTが運営する「がん患者サービスステーションTODAY!」のさまざまな患者生活サービスを、必要なときに、全国の患者さんに利用していただけるように、リーフレットやShopping Mall TODAY!のカタログの設置を医療者の皆様にご案内させていただきました。TODAY!のサービスメニューも増え、青山ステーションだけでなく、全国からの電話での「生活や心の相談」「医療相談」、かつらや下着などのお問い合せ、また、ご自宅や病院のベッドサイドまでお届けしている帽子やつけ毛、生活便利グッズの通信販売などのご利用も増えてきました。書籍「体験者が伝える 乳がん 安心!生活BOOK」、病院放映用DVD「抗がん剤治療中の生活術」、医療者向けサービスなどについてのご説明もさせていただきました。 医療者の皆さんが、患者さんへの生活情報の提供が必要になった際に、私達が、ここまで4年半をかけて、足で探し、実際に試して吟味し、研究を重ねた生活上の工夫や情報を、ぜひ、利用していただきたいと思います。


〔全国250ヵ所の病院・関連施設へ〕
今回も、VOL-NEXTは、大手の企業さんに混じって、1コマだけの小さなブース出展をさせていただきましたが、2日間で、大勢のドクターやナース、患者さんたちにお立ち寄りいただきました。新しい出会いあり、再会あり、「カタログ置いてるよ」「本、買いました!」と声をかけてくださる方もあり・・・。皆様に感謝いたします。全国でおよそ250カ所の病院、関連施設にTODAY!のリーフレットとShopping Mall TODAY!のカタログを置かせていただくことになりました。病院のコーナーで、TODAY!を見つけたら、ぜひ、手にとってみてください。

私達はこれからも、患者ニーズにとことんこだわって、それに応える生活サービスを一つ一つ丁寧に作っていこうと思います。あなたの声を、ニーズを、どうぞ、聞かせてください。よろしくお願いいたします。


さて、学会が終わって、今回は観光する時間もなく、松井秀喜ミュージアムを横目に見ながら、空港へ。飛行機からおぼろげな月を見たとき、特別講演で聞いた医師歴39年の病理医、坂元吾偉先生の言葉を思い出していました。
「病理診断は、一例一例が真剣勝負であり、その真剣勝負に『すべて』勝たねばならない。 30数年、癌研で、『一所懸命、一生懸命』に乳腺病理に専念できたことを感謝しています。」
深く心に、細胞にも、沁みこむ言葉です。私達も、患者さんの笑顔を増やすために、がんばりぬきたいと思います。

VOL-NEXT 代表取締役 曽我千春
社員一同


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